プログラマーといっても、在宅でなければ1人で淡々と仕事をすることはあまりありません。IT企業の多くは少人数のチーム制を採用していて、チームメンバーと連携を取りながら仕事をしていくことになります。つまり、1日中デスクにかじりついてプログラミングをしていればいいということではないのです。きちんと仕様書を確認し、分担を決め、分からないことがあれば随時相談をしていくことが大切になります。
そのため、IT企業のオフィスは開放的なっていることが多く、プログラマーが頻繁に会議ができるように気軽に人が集まれる場所が用意されているのです。また、IT業界に入ったことがない人は、プログラマーが働く職場環境は暗く湿り気があるものだと悪い印象を抱いているかもしれませんが、実際のところかなり開放的でおしゃれなオフィスであることが少なくありません。特に勢いのある新興IT企業になると、オフィスのおしゃれさを前面に打ち出して企業イメージの向上を狙っているところもあるほどです。オフィスビルの一階がカフェになっていて、そこで仕事の話ができるようなIT企業もあります。
IT業界は男性が多いという点も、こうした流行に拍車をかけているのかもしれません。女性が働きやすい環境を整えようとすれば、自然とオフィスは明るく開放的で、かつおしゃれになっていくものです。コミュニケーション能力が低いと、こうした明るい職場では働きにくいかもしれません。もし、そのようなオフィスが苦手だと感じれば、その時はフリーランスを選ぶのも1つの手段です。